2001/06/03(日)
記:Pekoe
ポリカーボネートの硬さに悪態をつきながらPekoe1号のボディに穴をあけていたら、Tatsuから電話がかかってきた。
T : 「Pekoe1号の慣らしだが、次の日曜、いつもの駐車場でどうか。」
P : 「逝く。(即答)」
いかん、私までハマって来ている。
日曜日、お馴染みの天台スポーツセンターの奥の駐車場はいつもより空いていて、今回は広く使えそうだった。
Tatsuは今回パイロン(*1)を用意してきており、かなりやる気だ。
背中から「バトルバトルバトルバトルぅぅぅ」というオーラが立ち上っていた。
つか、こっちは慣らしだし、ほとんどノーマルに近いんですけど。(;´Д`)
ラジコンと周辺用品を車から出し、走る前に記念撮影。
今回Tatsuは私と同じNSXボディ(*2)を用意してきていた。
T :
「ククク、貴様のラジコンはダセェな。俺なんか窓にスモークまでかけてるぜ。」
うるせぇ、お前のだってウィング白いじゃんかよぅ。(TT

窓のある方がTatsu1号、無いのがPekoe1号。(TT
気を取り直してラジコンのエンジンをかけ、ゆっくりと走る。
Tatsu1号は今回マフラー(*3)を換えたらしく、レーシーな感じのイイ音を(*4)響かせていた。
近くにいた家族連れの子供が珍しそうに見ている中、特に問題なくタンク3回分の慣らし走行(*5)は終了。
この日は暑かったので、少し走るとエンジンが熱ダレしてしまい、なかなかかからない。
ゆっくり走っている私はまだマシだったが、Tatsuは毎回始動に苦労していた。
じゃあ全開走行してみようか、という所でTatsuがいそいそとパイロンを並べ始めた。
あぁ、やっぱりバトルするのね。(^^;
とりあえず8の字のコースを作り、待ちに待ったスロットル全開!
ん〜、気持ちエエ。=D
ブレ―キングしてパイロンを廻り...
あ゛。すげぇ巻く(*6)。=D
やり方が悪いのかと思っていろいろやってみたが、低速でアクセルをONにした瞬間に、かなりの確率でリヤがブレークしてしまう。
どうやらリヤのグリップが全然足りていないようだ。やはりノーマルタイヤじゃ駄目か。
もちろんハイグリップタイヤを付けているTatsu1号とは全然バトルにならず、あっという間に周回遅れにされてしまう。
一応ハイグリップタイヤは持っているが、まだ作ってなかった(*7)ので、とりあえずTatsuのスペアのタイヤを借りた。
再びコースインしてスロットル全開!
ブレ―キングしてパイロンを廻り...
ガシャ!ガラゴロガラゴロ....
あ、ハイサイド(*8)してるし。(^^;
見るとタイヤがグリップし過ぎてサスの方がついて行けないらしく、曲がれている場合でもイン側がリフトする程ロールしていた。
でも他にタイヤは無いので仕方ない。このまま行く事にした。
P :
「タイヤなんか替えんでもTatsu抜いたるわゴルァ!」
気合だけは充分である。
この日のスポーツセンターには、「ゴシャ!」とか「ガランガランガラン」とか言う怪音がいつまでも鳴り響き、帰り道の私はやや背中が煤けていたという。

あっという間に傷だらけ=D
教訓:ハイグリップタイヤはちゃんとしたサスと一緒に使いましょう。
(*1)パイロン
工事現場なんかにある円錐形の赤い置物。
ラジコンでは、高さ10cm位の可愛いパイロンを使う。
(*2)NSX
Tatsu1号はカストロールNSX、Pekoe1号はレイブリックNSX(デカールが違うだけ)。
ラジコンではボディの選択も立派なセッティング項目であり、載せるボディによってかなり性格に違いが出る。
TG10においてはNSXが一番良いと言われており、前回ランエボで懲りたTatsuは早速変えてきた。
(*3)マフラー
排気管の事。
ところで、バイクの2ストロークエンジンではマフラーを「チャンバー」と呼び、パワーアップパーツとしてはかなり重要な位置を占めていた。
(一旦エンジンから出た排気圧がチャンバー内で跳ね返り、吸排気タイミングのオーバーラップによって排気ポートから出てきた未燃焼ガスをエンジン内に押し返して圧縮比を上げる役割を果たしているので、チャンバーの形状が変われば跳ね返りタイミングも変わり、当然エンジンの特性も変化する)。
ラジコンではチャンバーの効果はあまり重要視されていない様で、マフラーの形状も、あまりチャンバーとしての役割を果たしているとは思えない形に見える。何か理由があるんだろうか?
(*4)イイ音
言い方を変えれば、うるさい。
だが何故かエンジンの場合、好きな者にとっては音がでかい方がいい音に聞こえて来るのが不思議である。
(*5)タンク3回分の慣らし走行
正しくは、慣らしはエンジン単体で少しづつニードルを絞りながら、何度も何度もやる物のようだ。
ただこれはいかにも退屈だし面倒なので、「速くより楽しく」をモットーとするMajop@らぢこんではやっていない。
(*6)巻く
スピンする事。
又はオーバーステアが強くスピンしやすいセッティングの事。
(*7)タイヤを作る
ラジコンはタイヤとホイールを瞬間接着剤でくっつけてしまうので、買ってそのままでは使えない。
ちなみにタイヤは各メーカーからいろいろ出ているので非常に選択肢が広く、インナー(空気の代わりにタイヤに入れるスポンジ状の物)やホイールも別々に、様々な物が売っている。
今回使ったのも、私がこの時点で作っていなかったタイヤも、タミヤのファイバーモールドB。
(*8)ハイサイド
コーナーの外側に向けて転がるように転倒する事。もとはバイク用語だと思う。
バイクの場合は、一旦滑ったタイヤが急激にグリップを回復する事により、バイクを外側に倒そうとする力が発生して起こる。
今回のは単にサスが柔らかすぎて車がロールし、Gに耐え切れずに外側に転がっただけ。
余談だが、バイクでハイサイド転倒するとメチャクチャ痛いので気をつけましょう(体験談)。