伊豆オフの真相 ByVonew


1日目

Silviaがうちの近くのコンビニに到着したので迎えに行く。もちろん彼とは初対面なので、白いチェイサーが唯一の目印である。と言っても、僕は車に詳しくないので、チェイサーと言われてもどんな車なのかまったく頭に浮かばない。まあ、なんとかなるだろう。

運良くコンビニの駐車場には白い車は一台だけで、その前に立っているのが
Silviaであるのは一目瞭然であったが、しかし・・・・
「あれー、バーバリアンじゃない(TT)」
車の前に立っている男は私の予想を裏切って、スラッとした好青年である。まあ、伊東とはいえ全身に刺青をして熊の帽子をかぶった男が立っているはずも無いのだが、内心ちょっとがっかりした。

しかし彼の車の白いこと、埃ひとつなく磨き上げられており、LightStoneの如く辺りを照らしている。推定最高速度300ノットは出そうだ。とりあえずうちのボロの軽自動車にもSoWをかけてもらって、60ノットで、うちまで先導することにした。


うちに到着、もちろんmagoもSilviaとは初対面である。で、magoの第一声
「あら、バーバリアンじゃない」

しばらく挨拶がわりの世間話をしていると、突如Silviaが
「酒を出せー!!」
と暴れ出した。僕とmagoはこんなこともあろうかと普段飲まないビールを買っておいたので、すかさずそれをSliviaに振舞った。危ないところであった。もしビールを買ってなかったら、間違い無く絞め殺されていただろう。彼は外見は違ったが、内面は見事にバーバリアンだったのだ。

PekoeとTatsu兄弟は出発が遅れたらしくまだ到着していない。Silviaはビールのお陰で、うちのペットのライオンを3頭ほど絞め殺したものの、比較的おとなしくしていた。しかし、いつ、PekoeとTatsuの到着が遅いことを理由に再び暴れ出すか分からない。用心のためPlateで身を固めておくことにした。


まもなく案の定Silviaは暴れ出した。
Tatsuの携帯電話に連絡を取ってみると、まだ海老名あたりを走行中らしい。Silviaが暴れて手がつけられないことを告げると
「とりあえずRootをかけておいてください」
とのこと。ヒットポイントを0.5Bubまで削られつつも、なんとかRoot成功。Silviaは再びおとなしくビールを飲み始めた。ふうー。



PekoeとTatsuが近くまで到着したので三人で迎えに行くことにした。待ち合わせ場所に到着すると、真っ赤なボルボが一台止まっていて、近くでふたりの男が自動販売機を壊して、中の金を盗もうとしていた。PekoeとTatsuだった。我々に気づくと寄ってきて「どもー」と挨拶した。私とmagoとは以前に会ったことがあるが、である。PekoeとTatsuは後部座席のSilviaSiliviaとは初対面を見て言った・・・
「おや、バーバリアンじゃない」
彼らはまだ知らないのだ、Silviaの真の姿を!ふふふ。

Pekoe、Tatsu兄弟が初めての家を訪問した際、まず、やっておかなければいけないことがある。トイレの場所の確認である。彼らの腸はかなりバグだらけの代物らしい。もよおしてからトイレの場所を聞いたのでは「おもらし君」になってしまうからだ。だから彼らのことを人は「ゲーリー兄弟」もしくは「噴射ブラザース」と呼ぶのである。

しばらく御歓談していたが、話題が音楽の話になったので、僕が昔やっていた
バンドのビデオを見ることになった。しかしこれがいけなかった。ただでさえ不協和音と変拍子の多い音楽なので、やってた本人でも体調の良い時しか観ない代物である。「なめとんのかワレー!」とTatsuがヤクザ顔をさらに怖く歪ませ怒り出した。Pekoeは「ピいいいいいー」と意味不明の叫び声を上げて痙攣している。クヌギの巨木を引きぬいて振Silviaに至ってはうちの庭に立っていたりまわす始末だ。しかし今更ビデオを止めたところでもう遅いので最後まで観てもらうことにした。

突然グランツーリスモ2で勝負しようということになり、負けた者は罰ゲームとして、唐辛子煎餅を食べることになった。この唐辛子煎餅はPekoeとTatsuが来る途中のサービスエリアで買ったものらしいのだが、真っ赤で見るからに辛そうで、ずっとテーブルの上に置かれてはいたが、誰も手をつけようとしなかったものである。罰ゲームにでも使わなければ、このままずっと食卓の上に残り、私と壊される時が来ても、誰も手をつけよmagoが死んでこの家が取りうとはしないだろう。運良く未来の考古学者に発見されたとしても、研究室の片隅に放置されるのが関の山に違いない。

ゲームの結果はmagoは試合放棄、1位Tatsu、2位Pekoe子煎餅をゲットの4位はSilviaであった。しかし、3位僕、そして見事に唐辛Silviaは「俺は今日初めてグランツーリスモをやったのだから負けて当然だ。実質的には君が最下位だよ、た意味合いの視線を僕に送ってきたので、しかたなく僕が食Vonew君」といっべることにした。僕が悲鳴を上げながら、もがき苦しみはしたものの、「命に関わることはなさそうだ」分かるとみんな食べ始めた。そして全員でと悲鳴を上げ、もがき苦しみながら、伊東の夜は更けていったのである。

「そろそろ寝ようか」などと話してると、
RarepopMonsterが登場。
PekoeとTatsuはしきりにShotを撮りまくっている。Silviaは
「あれ食えるかなあ」
などと言っているので「食べれないと思うよ」と言うと、ちょっとがっかりした様子だった。結局Pekoeが捕獲しようとして失敗、いつかTrainになって戻って来ることだろう。



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